諏訪地域で文化ビジネス 諏訪実高1年生学ぶ

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文化ビジネス特別講座で、山村裕三教授の講義を聞く生徒=12日

諏訪市の諏訪実業高校は12、13の両日、1年生を対象にした文化ビジネス特別講座を同校で開いた。希望者26人が参加。同志社大学大学院ビジネス研究科(京都府)の山村裕三教授が、文化的価値を売る「京都型ビジネス」を例に、諏訪地域で文化ビジネスを広げる可能性を講義した。

同講座は生徒の主体性を高めようと初めて実施。2年時に行う「文化ビジネス研究」の授業で積極的に取り組むリーダーの育成を目指す。

初日は山村教授が講義。伝統的な技法を変えず社会環境に合う形で商品化、発信するのが文化ビジネスだと解説した。使用頻度が低く、需要が減りつつある伝統的工芸品も、大衆性の高い物と合わせると気軽に使えるようになると説明。着物に使う伝統ある染め布「友禅染」とタンブラーを組み合わせた商品が、友禅染の流通を高めた例を挙げた。

文化ビジネスを進めるための大切な要素について、「相手と顔を合わせて話し合うことが重要。異なるアイデアを持った人を引き合わせることで新しい発想が生まれる」と話した。諏訪地域は寒天、絹糸、昆虫食など伝統的な産業が多くあるとし、文化ビジネスを広げる素材について助言した。生徒は講義後に8グループに分かれ、助言を基に諏訪地域の伝統的な産業について調べた。

13日は各グループが前日に考えた諏訪の魅力を発表。その魅力をビジネスと結びつける方法を話し合った。絹糸と地酒を発信するビジネスでは、「遺伝子組み換えによる光る絹糸を使って光る酒瓶を作りたい」といったアイデアが出されていた。

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