伊那西小に「幸福の使者」 煙突掃除し交流

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ラルフさんと交流し笑顔を見せる伊那西小の児童

ラルフさんと交流し笑顔を見せる伊那西小の児童

ドイツの国家資格(マイスター)である「ショルンシュタイン・フェーガー」(煙突掃除人)のラルフ・ボーンショイエアルさん(50)が1日来日し、伊那市の伊那西小学校を訪問した。欧州では「幸福の使者」と呼ばれる職業で、同校のまきストーブの煙突を掃除。児童たちは恩恵に授かろうと、ラルフさんの体にタッチするなど交流を深めた。

同校にある、まきストーブをメンテナンスしている同市西春近の小野沢武生さん(46)がラルフさんと知り合いという縁で来校した。この日、ラルフさんは到着早々、長旅の疲れも見せず、専用のブラシで煙突内の汚れを手際良く落とした。

ショルンシュタイン・フェーガーは伝統ある国家資格で、現在はエネルギーシステムの技術管理全般を担う。個人や事業所など国から1人当たり約2000件を任される専門職で、弟子入りしてからマイスターになるまで7年かかるという。家を火事から守る職業のため、幸福の使者と呼ばれている。

小野沢さんは児童たちに、ラルフさんの仕事ぶりを写真で紹介。ラルフさんの体に触れた6年の男子児童は「たくましく力強かった」と笑顔だった。二木栄次校長は「子どもたちにラルフさんが誇りを持って仕事をしていることが伝わったはず」と目を細めた。

「とにかく森がきれいで、伊那はとても美しい。子どもたちも素晴らしい」とラルフさん。3日まで伊那市に滞在し、小野沢さんの仕事を手伝う。その後は東京、京都などを訪れる予定で「日本食も楽しみ」と話した。

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