最優秀の赤塩さんら表彰 高遠文芸賞

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第1回高遠文芸賞で最優秀賞を受けた赤塩千寿さん(後列右から3番目)ら受賞者と審査員=15日、伊那市高遠町

伊那市高遠町の「高遠ブックフェスティバル」2日目の15日、第1回高遠文芸賞の授賞式が西高遠の読書楼で行われた。最優秀賞に輝いた赤塩千寿さん(ペンネーム春日あずさ)=駒ケ根市=ら入賞者6人のうち4人が出席。遠藤覚実行委員長が、受賞作品を入れて製本した「まちのほん、高遠」に表彰状を添えて贈った。実行委はこの日、文芸賞を隔年開催していく方針を発表した。

昨年のフェス開催10周年を記念して創設を発表。短編小説、短編エッセイ、旅行記の3部門で「高遠」をテーマに作品を募り、県内外から49点が寄せられた。

赤塩さんは、短編小説「アズキッパ」で受賞。高遠で暮らしていた祖母との思い出や祖母からの教えを書いた作品で「構成、内容ともに素晴らしい」と評価を受けた。初めて書いた小説といい、「こんなにすてきな賞を…。自分が一番驚いています」と赤塩さん。「書き始めてみると、大好きな高遠や祖母の思い出がよみがえってきました。楽しい時間を過ごすことができました」と笑顔を見せた。

短編小説「桜花の夜」で佳作に選ばれた伊那北高校2年の内村晴恵さん(17)=伊那市=は「美しい桜、きれいな街並みを題材にしました。評価されてうれしい」。優秀賞の荻原白水さん=同=、エッセイ部門優秀賞の古畑美幸さん=同=も喜びを語った。

審査員の1人で県立歴史博物館長の笹本正治さんは「地域を文学・文芸によっておこしていくこの試みを応援したい。地域のいいところを美しい言葉でつむいで、周りを感動させていただくことで地域が元気になる」と述べた。

「まちのほん、高遠」は美篶堂の協力で当面200部ほど作り、今後町図書館やカフェ、商店街に置く。製本ワークショップを随時開催。白紙のノートもつづっており、まち歩きをしながら「書く」楽しさや、オンリーワンの本をつくる喜びを提案し、地域振興につなげていく。

フェス最終日の16日は午前11時と午後2時から製本ワークショップが行われる。問い合わせは環屋(電話0265・94・2251)へ。

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