茅野で観光まちづくり学ぶ 震災被災地関係者

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寒天製造の大釜を見学する参加者たち=茅野市北山

東日本大震災で被災した宮城県石巻市雄勝町と岩手県田野畑村で地域づくりに取り組む関係者ら12人が18、19の両日、震災後の地域づくりに向けた先進地視察で茅野市を訪れ、寒天工場見学など滞在交流プログラムの体験を通じて同市の「観光まちづくり」を学んでいる。

復興庁の被災地支援プログラムで、地域課題の解決に取り組む地域住民(担い手)を官民連携で支援する「地域づくりハンズオン支援事業」の一環。茅野市の一般社団法人ちの観光まちづくり推進機構が東日本大震災の被災地から視察を受け入れるのは初めてで、雄勝町と田野畑村の担い手2人、活動を支援するNPO関係者8人、復興庁職員2人が訪れた。

一行は18日、同市北山の寒天製造工場を見学する班と、古い蔵や田園風景が残る同市湖東の笹原地区でまち歩きをする班に分かれ、それぞれの地域で活動する担い手の案内で滞在交流プログラムを体験し、最後は笹原地区に集まって郷土料理に舌鼓を打った。

このうち、同市北山のイリセン寒天製造工場には7人が訪れた。寒天製造を休む夏場だからこそ見ることができる海藻の洗浄装置や大釜を視察し、同社の坂本潔さん(58)から寒天業の歴史や製造工程を学んだ。寒天料理や同社オリジナル商品も試食し、伝統産業を守る同社の取り組みに理解を深めた。

雄勝町で漁業・漁村体験を通じて交流人口の拡大を目指す雄勝町渚泊推進協議会の阿部久良代表(46)は「雄勝町の人口は震災後に4000人から1000人に減ったが古里が好きで残っている。寒天が茅野の土地柄でできることが興味深い。浜の郷土料理や生活文化に直接触れてもらうプログラムを考えたい」と話していた。

一行は白樺湖畔のホテルに宿泊し、19日は推進機構の職員から観光まちづくりの取り組みについて説明を受ける。

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