伊那の古道を後世に 日本酒「法華道」完成

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古道の名を付けた日本酒「法華道」を手にする北原さん(右)と宮島社長

入笠山麓を通って伊那市と富士見町を結ぶ古道の名が付いた日本酒「法華道」が19日、市内でお披露目された。同市高遠町芝平出身で、法華道の整備を進めてきた北原厚さん(90)=同市御園=の願いを受け、市内の酒舗にんべんと宮島酒店が協力。高遠町山室で減農薬栽培された昨年・一昨年産の美山錦をブレンドして造った。高遠町と長谷地区の酒販店や小売店で10月から本格販売を始める。

法華道は、室町時代に身延山(山梨県)の僧侶が法華宗を伊那谷に広めたり、信者が身延山とを行き来したりするのに使ったとされる。北原さんは、歴史・信仰の道として光を当てたいと約20年前から伊那側を整備。行政職員らの手を借りながら、生い茂ったササを刈るなどして歩けるようにした。

「子どもの頃から親しんだ古里の道。後世に残していきたい」と北原さん。日本酒によって古道の認知度を上げたいと考え、高遠町の酒舗にんべんに相談。主力銘柄で山室の酒米を使う宮島酒店の宮島敏社長と知り合った。

ラベルの「法華道」は、遠照寺(山室)の松井教一住職による筆字。古道の説明文や地図を加えることも検討するという。北原さんは「古道を歩く人たちが増えればうれしい」と話している。

販売価格は720ミリリットル瓶1200円、1800ミリリットル瓶2400円(いずれも税別)を予定している。

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