「上農の香り」成分判明 活用方法の研究へ

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村上さんの指導で実験に取り組む生徒たち

上伊那農業高校(南箕輪村)のコミュニティデザイン科GL(グローカル)コースの2年生が、実習「香りで伊那谷をデザインする」で抽出した4種の“上農の香り”の成分分析の結果が20日、判明した。「アジサイの花」を除く3種の香りからは60項目前後の成分を検出。生徒らは今後、含有成分の作用を探り、活用の可能性を研究する。

同日は成分分析の結果を基に、植物療法学の研究者で薬学博士の村上志緒さんが講義した。「ネズコの葉」から抽出した芳香蒸留水からは、主要成分としてビターフェンネルの香りのタイプに分類される「フェンコン」や、香料として使われる「アルファ・テルピネオール」などを検出。村上さんは「主要成分がどういう作用を持つものなのか調べてみてほしい。ただ、主要成分がその植物の作用にはならないので注意が必要」と助言した。

生徒たちは伊那谷の活性化を目指す学習「いな活プロジェクト」の一環で香りに着目。校内で入手できる「コウヤマキの葉」「アジサイの花」「ネズコの葉」「ヒノキの葉」の四つの素材から精油や芳香蒸留水を取り出す作業に、一般参加者と一緒に取り組んだ。抽出した精油や芳香蒸留水はGLコースの授業に協力するミドリナ委員会(伊那市)を通じて、専門機関に分析を依頼していた。

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