20年度供用開始 旧伊那消防署改修着工

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改修工事が始まった旧伊那消防署

伊那市が、「産業と若者が息づく拠点整備工事」として進める旧伊那消防署(同市荒井)の改修工事が始まった。同消防署の建物を有効活用し、企業のサテライトオフィスや若者の居場所を整備し、新たな産業の創出や地域の活性化につなげる狙いだ。市誌編さんのための歴史研究室も設ける。今年度中の完成、2020年度の供用開始を予定している。

旧伊那消防署は1974年に建設され、鉄筋コンクリート造り3階建て。延べ床面積は約1500平方メートル。95年に3階部分の増築、97年に耐震工事、2007年に仮眠室の増設などを行った。老朽化に伴い15年に新庁舎へ移転され、閉鎖された。

新庁舎への移転後は空いていたが、建物は耐震性があり、駅や市街地にも近いことなどから、市は商工業振興を中心として有効活用を図ることを検討。サテライトオフィスや市民が多目的に使えるスペースとして再生利用する方針を決めた。

今回の工事では、老朽化している外壁、内装、水回りを中心に全面改修。間取りも変える。

地階に当たる部分は地元企業応援スペースとして女性や高齢者による部品組み立てなどの軽作業を行えるようにする。国道153号に面した1階部分は若者の居場所とし、学習や交流、音楽、軽スポーツなどに若者が自由に使える交流スペースや多目的室を設ける。

2階にはオフィススペース4室を確保するとともに、企業間交流を視野に入れて自由に使える打ち合わせコーナーを設置する。併せて歴史研究室を整備し、当面、市誌の編さんを行う。各階にトイレや給湯室も設ける。

市は今年度中の完成を目指し、市議会9月定例会初日の2日に工事の請負契約の締結に関する議案を追加提出。即決を得て着工の運びとなった。事業費は約2億8400万円。宮下建設が請け負った。

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