ドナー登録環境整備を 骨髄バンク全国大会

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長野市で開かれた骨髄バンク推進大会のシンポジウム

骨髄バンク推進全国大会(日本骨髄バンク主催)が21日、長野市のJA長野県ビル・アクティーホールで開かれた。骨髄移植を受けた経験からドナー登録促進に取り組んでいる笠原千夏子さん(45)=諏訪市中洲=や諏訪市の金子ゆかり市長らがシンポジウムに登壇。約300人の参加者と、長野県がドナー登録者数全国ワーストから脱却する方策などを話し合った。

長野県は人口1000人当たりのドナー登録者数が5・3人と全国最低で、全国平均より4・7人少ない。笠原さんは「ワーストという言葉は気にしていない。数を競うことではない」とする一方、自身がドナー登録しようとした際に身近で情報を集めるのが難しかった経験を語り、「これまで県内で登録できる環境が整っていなかった」と指摘した。

金子市長は、移植手術の間、ドナーと雇用主に補助金を交付する制度を市で創設し、県内に広がった経緯を説明。「補助制度を紹介することでドナー登録が進みやすくなったと聞いている」と成果を語った。

骨髄提供の経験者で、この日、骨髄バンクアンバサダーに就任した俳優の木下ほうかさんも登壇。ドナー登録していながらも実際の移植を前にすると提供に至らない事例があることについて、木下さんは落胆する患者の気持ちに理解を示しながら、それでもドナー登録する際の気持ちは「軽はずみでいいから」と述べ、まずは登録者を増やすよう助言した。

日本骨髄バンクから県内の功労団体へ感謝状の贈呈もあった。諏訪市にドナー助成制度を求めるなどの支援をした諏訪湖ライオンズクラブや、笠原さんが中心になって立ち上げ、献血バスでのドナー登録会や説明会を行っている「骨髄バンク長野ひまわりの会」など7団体が対象となった。

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