渡辺国武の功績紹介 没後100年展が開幕

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研究員のギャラリートークで開幕した企画展

岡谷市出身で明治時代に大蔵大臣を務めた渡辺国武の没後100年を記念した企画展が21日、同市のNPO法人郷土学習館で始まった。国武の生涯をまとめたパネルや直筆の掛け軸など約50点で、国武の功績や思想を振り返る。初日はギャラリートークを行い、同館運営委員の研究員が掛け軸の意味や出典を来場者に紹介した。企画展は11月16日まで。

国武は旧長地村東堀出身。高知、福岡で県令を務めた後、大蔵省へ入省した。大蔵次官として松方正義を補佐し、伊藤博文内閣時に大蔵大臣に就任した。

ギャラリートークは、会期中の土曜日に開く「拓道塾」の一環として行った。研究員の宮坂春夫さんが、さまざまな書体で書道をたしなんだ国武の作品を解説した。

漢文を記した掛け軸「三附三起食桑而吐絲(桑を食らいて糸を吐く)」は、荀子に酷似した一説があると宮坂さん。カイコが桑の葉を食べる様子を表していることから、「岡谷の人が国武を訪ねた際に書いたのかも」と推測した。旧林家住宅などから複製が見つかっているといい、「多くの人に良い内容だと思われた作品」と話した。
 郷土学習館の鈴木猛館長は「国武の生い立ちや功績を学び、地元出身の政治家に理解を深めて」と話していた。

拓道塾は10月5、12、19日、11月9、16日に開く。いずれも午前10時から。参加費は1回100円。問い合わせは郷土学習館(電話0266・26・7545)へ。

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