駒ケ根市のライチョウ剥製 北ア乗鞍由来

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環境省は26日、駒ケ根市郷土館で保管されていた国特別天然記念物ニホンライチョウの剥製1体をDNA解析した結果、北アルプスまたは乗鞍岳に生息する個体に近い遺伝子だったと発表した。ライチョウが絶滅したとされる中央アルプスでかつて採取されたと推定されており、同省の担当者は「絶滅前の個体群が北アルプス系列であったことはほぼ確実」としている。

中アに生息していたとみられる個体の解析結果が示されたのは2例目で、宮田村宮田小学校の剥製も今年5月に北アなどの山域由来と判明。中アの生息地復活を目指す同省では来年度、乗鞍岳から卵やひななどを中アへ移す計画を検討中で、同省信越自然環境事務所(長野市)の福田真さんは「二つの剥製の解析結果で、乗鞍から移植する妥当性が示された」とした。

同事務所によると、郷土館の剥製は雌の個体で、採取された時期は不明という。駒ケ根市教育委員会が今春、同事務所からの依頼を受け、市立博物館の資料として郷土館で保管・展示していた剥製を提供。国立科学博物館(東京)で2種類の解析を実施した結果、北アと乗鞍岳に生息する個体の遺伝子に近いとの結果に絞られたという。

剥製は近く返還され、市教委では郷土館で再び展示する予定という。

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