高速バスの飯田―長野線利用者対象に実証実験

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県上伊那地域振興局は10月1日から、高速バスの飯田―長野線「みすずハイウェイバス」の利用者を対象に、中央道の伊那インター停留所と駒ケ根インター停留所への行き来で使えるタクシー券を、伊那バスの営業所窓口3カ所で配布する。8年後のリニア中央新幹線開業を見据えた実証実験。飯田に設置されるリニア県駅からの2次交通で同路線を重要視している一方、利用は伸び悩んでおり、停留所に行きやすくすることで利用促進につながるか検証する。

配布場所は伊那バスターミナル(伊那市)、駒ケ根バスターミナル(駒ケ根市)、伊那バス駒ケ根車庫(同)。窓口で同路線の片道・往復乗車券を購入した人が対象で、希望すれば、その場で片道につきタクシー券1枚(1500円分)が受けられる。

振興局の裁量で執行できる予算を活用し、伊那バスに委託して行う。利用できるのは伊那、白川、丸八、赤穂の地元4社のタクシー。来年3月15日までだが、680枚がなくなり次第終了する。

みすずハイウェイバスは伊那バス、信南交通、アルピコ交通の共同運行で、飯田―長野を1日8往復している。伊那バスのまとめだと、近年の延べ利用者は年間11万人台で推移。善光寺御開帳の年に一時的に増えたものの、漸減傾向が続いている。

振興局は、リニア県駅から北方向への2次交通では、同路線の維持・存続も重要になると指摘。上伊那では、市街地から中央道停留所までが遠く「利用しづらい」との声があるため、今回の実証実験を計画した。同路線の認知度を高める狙いもある。

振興局が一昨年度、県外居住者に行った2次交通の意向調査で、リニア県駅から目的地までの移動手段で高速バスを考えている人は、JR飯田線、レンタカーに次いで多かった。事業に関する問い合わせは企画振興課(電話0265・76・6801)へ。

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