諏訪湖LC60周年記念 俳優の内谷さん公演

LINEで送る
Pocket

一人芝居後の講演で薬物使用の恐ろしさを話す内谷正文さん

諏訪湖ライオンズクラブ(LC)は29日、同クラブ結成60周年と同クラブ諏訪和支部結成40周年の記念公演を諏訪市文化センターで開いた。薬物依存症の経験を持つ俳優の内谷正文さんが「ADDICTION(アディクション)―今日一日を生きる君」と題し、薬物依存からの回復を目指す男性を迫真の一人芝居で熱演。芝居後の講演では薬物使用の恐ろしさを伝えた。約120人が来場した。

同LCは諏訪市内の中学生対象に毎年啓発活動を行うなど薬物乱用防止に力を入れており、節目の年のメイン事業に取り入れた。内谷さんは自身や弟の薬物依存症の経験を基に脚本を書き、演じる体験劇を2005年から続けている。

内谷さんは講演で大麻などに依存した自らの経験に触れ、「すぐやめられると思ったが、1回使ったら一生関わらないと生きていけないことになった」と吐露した。一人芝居を各地で続ける理由について「自分が薬物に戻らないためには恥をさらすしかない」と明かし、「完治はしないが回復はできる。一日の積み重ねしかない」と述べた。

講演に先立つ一人芝居では深刻な薬物依存に陥った自身の弟を中心に演じた。「俺のことを殺しに来た。誰か助けて」。薬物による激しい幻覚に襲われる様子を全身で表現した。仲間の協力もあり回復してきたが、心の傷を突然思い出すフラッシュバックで苦しむ様子を演じた。「今日一日を必死で生きろ」との言葉が投げ掛けられて終幕した。

この日は諏訪市薬物乱用防止協議会メンバーの諏訪地区保護司会諏訪市分区、名古屋税関諏訪出張所が薬物乱用防止に向けた取り組みや薬物使用の実態などを報告した。

おすすめ情報

PAGE TOP