参院選公示後2度目の週末 舌戦ヒートアップ

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10日投開票の参院選は2、3日、公示後2度目の週末を迎えた。与党と野党第一党の「指定席」だった2人区が1人区になり、事実上の与野党対決となった県区は、自民党現職と野党統一候補の民進党新人の舌戦が激しさを増す一方。「新聞の見出しで言えば、接戦、激戦、横一線、拮抗。想像できないくらい熾烈だ」「最後に胸を突き出してゴールした者が勝つ200メートル走のような戦いになる」―。週末でにぎわう街頭や、集会で、情勢の厳しさを支援者に訴え、互いを強く意識した批判と反論を繰り広げた。

◆杉尾秀哉さん
 「今の道は間違ってる」。民進党新人の杉尾秀哉さん(58)は「アベノミクスで恩恵を被ったのは一握りの強者だけ。株高円安も、もう逆回転している」とし、「株価維持のために公的年金(積立金)で株を買い、昨年度の年金の損失は5兆円超。許していいのか」と語気を強めた。自民党の憲法改正草案は「国家主義的で憲法の原則をズタズタにする」と断じた。

与党から批判を受ける野党共闘は「今の政治を変えたい市民の熱い思いが原動力。数の力で押し切る政治に対抗するには数が必要」、落下傘候補扱いには「(東京一極集中是正で)都市から地方へ人の流れをつくろうという時に悲しくなる言葉だ」とした。

大町市で応援のマイクを握った護憲グループの女性は「あの自民党改憲草案を考えた起草委員をこの長野県から国会へ送るなんてとんでもない」と声を高めた。

◆若林健太さん
 「この道が進むべき道」。自民党現職の若林健太さん(52)は「アベノミクスは着実に日本の経済を上向きに改善させた。足らざるところをこれから、地方創生、一億総活躍社会で補っていくところだ」とし、「野党に付いていっても、その先にはデフレ脱却も長野県が豊かになる道もない。代替案を示さず反対だけだ」と切り捨てた。

野党共闘を「自衛隊は解体、日米同盟はいらないと言ってる共産党と一緒で安全保障政策をどうするのか」と批判。「私たちはいずれ長野県の土になる。だから長野県の将来に責任を持つ。昨日今日来た人に長野県の将来を預けるわけにはいかない」と野党統一候補と自分を区別した。

北佐久郡御代田町で応援演説した県経済団体代表は「地元で育ち地元のことをやり、今も未来も地元のことを考えてくれる人じゃなきゃダメだ」と“地元優先”を訴えた。
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政治団体・幸福実現党新人の及川幸久さん(56)は「農家がもうかる仕組みをつくる」と農産物の輸出を提案し、年金制度を「事実上破綻している。若者向けの新制度をつくるべき」と訴えた。これまでの遊説で「農産物の輸出の話に反響が大きい」と手応えを実感。「若者とも集会を重ねていて、教育政策の参考になる」と話した。

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