辰野の仮面土偶 キャラクター図案決まる

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仮面土偶(左後方。レプリカ)のキャラクター図案の採用作品と制作者の荻原さん

辰野町の辰野美術館に所蔵されている、県宝「仮面土偶」のキャラクター図案が決まった。町の文化資源を生かした地域振興に取り組む、たつの芸術村事業実行委員会(会長・森本健一信州豊南短期大学学長)が公募し、4日に報道陣へ作品を公開した。土偶が仮面を外し、かわいらしい素顔をのぞかせ、ほほ笑むデザイン。図案を基に着ぐるみや関連グッズを作るなどして、活用の場を広げていく。

同実行委は2017年、仮面土偶の愛称を「日本のへそ土偶 縄文の母 ほっこり」と決定。18年にはPR促進を掲げ、キャラクター図案を公募した。県内外の小中学生から一般までの200点が集まり、専門家の選考で作品を決めた。文化庁、県の補助事業。

採用図案は、同町樋口の団体職員荻原ゆりかさん(35)が制作した。親近感が湧く二頭身で、温かみのあるピンクやオレンジ、黄の彩色が特長。素顔は黒目がちで、愛らしい中にも土偶ならではの神秘性をたたえる。腹部中央にある真ん丸なへそも目を引く。

荻原さんは同美術館で表彰を受け、「愛称の『ほっこり』のイメージを大切に、素顔はかわいいだろうと考えて描いた。幅広い世代に愛される存在になれば」と期待した。

森本会長は「素顔を見せた意外性、デザイン性が素晴らしい。多分野で活用し町をアピールしたい」と話した。図案活用の第1弾となる着ぐるみは今月末に完成予定で、要望に応じて地元イベントなどに登場する。

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