西箕輪駐在所 旧西箕輪診療所へ来年度移転

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西箕輪駐在所が2020年度中に移転する旧西箕輪診療所

県警は、伊那署の西箕輪駐在所(伊那市西箕輪大萱)を来年度、現在地近くの県道伊那インター西箕輪線沿いにある市の旧西箕輪診療所(同)へ移転させる方針だ。建物は所有する伊那市から譲渡される予定で、地域の課題となっている閉鎖された旧診療所の活用を図る。交通量が多い道路沿いへの移転となり、利用者の利便性が高まることも期待される。

市健康推進課によると、旧診療所は将来的な医師確保などが課題となり、2017年12月に閉鎖。その後は使用されていない。閉鎖前の17年5月には、地元の地域協議会や防犯協会から伊那署に対して旧診療所への駐在所移転の要望があった。市側は、地元の要望や同署の協力要請を踏まえ、建物の有効活用につながればと、県警へ提供する方向で調整を進めている。

現在の駐在所は、奥まった場所にあり、「どこにあるのか分かりづらい」と不便さを指摘する声も聞かれたという。1980年に建てられ、老朽化も課題だった。現在地から南に約200メートルの移転先は訪れる人にとって便利な幹線道路沿いで、同署は「地域の治安やサービス向上を第一に移転を進めたい」とする。

同課によると、旧診療所は92年に建てられ、木造平屋約220平方メートル。駐在所は一般的に警察官1人が配置され、居住しながら勤務する。執務室と同居する家族のための間取りが必要となり、建物の改修を予定している。移転日時は未定。

県警は年度内に設計を完了させ、改修工事の契約を済ませる予定。県の今年度一般会計予算に設計費268万4000円、工事監理・工事費2909万円の債務負担行為を設定した。土地は所有するJA上伊那から借り受ける。

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