2019年10月09日付

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消費税の税率が8%から10%に引き上げられ、同時に日本で初めて軽減税率が導入された。同じ税金なのに2種類が存在するという新たな税の仕組み。さらにキャッシュレス決済にはポイント還元があるという複雑さ。導入からすでに1週間以上が経過しても、戸惑う国民は多い▼所得税に住民税、固定資産税、相続税、消費税にはじまり酒税やたばこ税、ガソリン税など、国税と地方税を合わせれば約50種類の税金が存在する。忘れがちだが、東日本大震災を受け、所得税を納める義務のある人は2037年まで復興特別所得税も納めている▼生産、出荷の工程でもさまざまな税が課せられているが、最終的に製品価格に転嫁され、結果消費者がそれらの税も負担しているように思える。果たしてどれだけの税金を納めているのだろうか。知る由もない▼税についてわれわれは思いのほか知らない。消費税一つとっても土地購入に消費税がかからないこと、10%の内訳は国税が7・8%だけで残りは地方税だと知らない人がいる。「納税は国民の義務」と黙って納めているが、果たしてそれだけで良いのか▼学校では税の仕組みを学ぶ授業が行われている。われわれ大人は納税者として子供以上に税について知らなくてはいけない。国は国民がきちんと納税しているか目を光らせているが、国民も血税が無駄遣いされていないか目を光らせなくてはいけないのだ。

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