2019年10月11日付

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9月の信州は残暑が厳しかった。暑さのぶり返しが影響してか、特産マツタケの収量も上向いてこない。県中南部では台風による雨もそれほどでなく、南からの暖かい空気で気温上昇がもたらされただけだった。今度はそうはいくまい▼大型で猛烈な台風19号である。勢力をそれほど落とさないまま北上し、3連休初日の12日午後から13日未明に東海や関東に接近、上陸する恐れがある。県内では12日午後から風雨が強まる見込み。日本気象協会長野支店は「この10年間にはない記録的な大雨になる可能性もある」と警告する▼県内広範囲に大雨をもたらした台風として2004年10月の22号、23号がある。大型で強い台風23号では辰野町のJR線に脇の農業用水路から大量の水が流出。路盤をえぐって列車が脱線、転覆した。市街地の至る所が冠水し、避難所で不安な夜を過ごした住民もいた▼気象協会が示す「いまやるべき備え」を参考にすると、県内ではきょう11日のうちに自宅周辺の点検や必要な補強を済ませたい。続いて非常品や持ち出し袋、ハザードマップの確認へ。12日は暗い時間帯に風雨が強まる恐れがある。避難の手法やタイミングなどに関して地域や家族で事前に話し合っておくことも重要になる▼今年は千葉で、昨年は諏訪で大規模停電が起きた。ライフライン断絶も想定しておきたい。停電や断水に備えて明かりの確保を風呂には水を。

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