台風19号諏訪地方にも影響 1200人が避難

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増水する上川=12日午後6時30分ごろ

台風19号の影響で12日に避難指示の地域が出た諏訪市、富士見町では避難所に大勢の住民が集まり、不安な一夜を過ごした。住民たちは避難時の様子を口にしたり、会場に訪れた市職員に情報を求めたり、互いに助け合ったりして、早く状況が落ち着くよう願っていた。午後8時30分現在、諏訪地方では少なくとも1240人以上が避難した。

上川の氾濫の可能性があるとして、避難指示が出た諏訪市。諏訪中学校体育館には400人以上が集まった。マットを敷き、身を寄せ合うようにして座り、自宅に被害が出ないように祈る避難者の姿もあった。非常食が配布されると少しほっとした表情を浮かべ、近所の住民らと言葉を交わしていた。

防災メールで避難指示の発令を知り、家族4人で避難したという村井三重さん(45)は「上川が氾濫しないよう大事なものは自宅の2階に運び、家を出てきた。浸水しないか心配」と語った。避難所の設営では同中学校の生徒が配給などを率先して手伝った。3年生の溝口陽那さん(15)は「普段お世話になっている地域の皆さんの力になりたいと思った」と話した。

島崎二区公民館に家族5人で避難した男性(78)は自宅が上川から20~30メートル離れたところにあるといい、「みるみる上川の水位が上がってきた。心配だ」と不安げだった。

富士見町の町民センターでは着の身着のままで避難した人、旅行用スーツケースなどに食料を詰め込んできた人の姿もあった。息子2人と自主避難した藤森美月さん(36)は「自宅は築50年以上。子どもの命をまずは守らなければいけないと思った」と語り、この日出勤だった夫との合流を待っていた。

茅野市玉川のシェアハウスの同居人と避難した大学生の野村和希さん(21)は「山間部に住んでいるので道路の寸断などで孤立したくなかった。最低限のものしか持ってきていないので早く帰りたい」と語った。

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