2016年07月06日付

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〈「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日〉。言わずと知れた歌人・俵万智さんの代表作。歌集「サラダ記念日」に収められている。七夕前のささやかな一日を記念日に選んだところが、作者のこだわりだという▼この有名な記念日に取り組みを開始した諏訪市の「食前サラダ」事業が4年目を迎えた。「食物繊維を食前にとると血糖値の抑制や生活習慣病予防に効果がある」とされる野菜の利点に着目し、「食事の最初にサラダを食べよう」と食前サラダの実践を呼びかける▼事業に賛同し、食前にサラダを提供している飲食店が市内に44店ある。サラダには県内産の野菜が使用されている。地元農家が丹精込めた野菜が地元の消費者の口に入る。健康づくりとともに、生産者と消費者を結びつける「地産地消」を目指す取り組みでもある▼「たるみ」が気になりながら食生活を見直してこなかった筆者も、野菜(ベジタブル)を最初に食べる「ベジ・ファースト」だけは心がけ、習慣化しつつある。もはや“危険水域“に入りつつある健康診断のいくつかの項目を改善するための契機にしたいのだが…▼高騰する医療費抑制に向け、メタボの解消・予防に国も本腰を入れている。避けがたい現代病であり、人ごとでは済まされない問題。健診の結果に青くなった日を自分を省みる記念日にしようかと、腹をさすりながら思案している。

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