ヒシ刈り取り船始動 諏訪湖浄化へ4年目

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諏訪市豊田沖の諏訪湖で水草ヒシを除去する刈り取り船

諏訪市豊田沖の諏訪湖で水草ヒシを除去する刈り取り船

県諏訪建設事務所は5日、諏訪湖に大量繁茂する水草ヒシを刈り取り船で除去する作業を始めた。窒素・リンを吸収したヒシを湖外に出したり、枯れて湖底に沈む量を減らしたりして水質浄化につなげる目的。9月中下旬にかけてぬれた状態で520トン余を刈り取る方針だ。

諏訪市豊田沖を皮切りに作業を始めた。船は全長9・15メートル。3枚の刃が付いた先端部分を水中に沈め、刈ったヒシをベルトコンベヤーで後方へ運んだ。満杯になるたびに別の船に移し、岡谷市にある乾燥場所へ持ち込んだ。

昨年度は稼働約60日間で525トンを除去している。建設事務所によると、本格運用4年目となる今年は諏訪市、下諏訪町、岡谷市の順に反時計回りで繁茂区域を移動していく計画。「昨年と同程度は刈り取る予定」としており、大半を堆肥にする取り組みも継続する。

ヒシは水質浄化に一定の役割を果たす半面、船の行き来の支障となったり、光を遮って他の水草の生育を妨げるといった問題を抱える。沿岸部の湖底を貧酸素化させる一因ともされている。

刈り取り船が入り込めない浅瀬や河川は、湖の課題解決に官民協働で取り組む諏訪湖環境改善行動会議が手作業でヒシを取る。6月下旬に行った3日間の作業に続き、今月20~22日にも予定している。

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