テルモ佐藤社長が記念講演 諏訪圏工業メッセ

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記念講演するテルモの佐藤社長

諏訪圏工業メッセ2019の記念講演会は18日夜、諏訪市文化センターで開いた。医療機器メーカー、テルモの佐藤慎次郎社長が講演。医療機器業界のグローバルな現状などを解説し、同業界への進出を目指す企業にアドバイスとエールを送った。

佐藤社長は、東大卒後、米デューク大学でMBAを取得。東亜燃料工業(現東燃ゼネラル石油)などを経て2004年にテルモ入社。取締役常務などを経て2017年、代表取締役社長CEOに就任している。

2年後に創業100年となるテルモは、国産の体温計メーカーとしてスタート。戦後の医療現場の近代化で感染症対策に取り組み、使い捨て注射器などから多角化が始まった。現在は病院関連、血液システム、心臓血管の3領域を柱とし世界展開。約8割が海外の売り上げという。

佐藤社長は「ものづくりの力で、日本発のグローバル企業を目指す」と題して講演。圧倒的に米国有利な医療機器の世界で、グローバル化のきっかけとなった血管治療用のガイドワイヤと糖尿病治療の「痛くない」世界一細いインスリン注射針の事例を挙げ、「トップブランドとして信頼されるメーカー」のための条件など解説。自前主義にこだわらない開発姿勢や、世界市場で展開するためのM&A(合併・買収)の必要性にも触れ、▽強みに特化する▽大手との差別化―の必要性を強調。「医療の世界は予防からケアまでトータルに考える視点変化の時代にきている」とアドバイスした。

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