来月AI自動配車乗合タクシー実証運行 伊那市

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伊那市は11月、人工知能(AI)を活用した自動配車乗合タクシーの実証運行を天竜川西側地域を中心に実施する。広く市民を対象にした実証実験は今年3月の高遠町、長谷地区に続いて2回目。今回は交通弱者、買い物弱者といわれる高齢者や運転免許返納者にターゲットを絞り、ニーズを検証する。市は実証実験の結果を踏まえ、来年度の本格運行を目指す。

ベンチャー企業の未来シェア(函館市)が提供する配車システム「SAVS」を活用。AIが利用者の要求に応じて最適な配車やルートを判断し、運転手に知らせる仕組みで、複数の配車要求にも対応できるのが特徴だ。玄関先から玄関先まで送迎する「ドア・ツー・ドア」の利便性の高い公共交通のサービスとして期待されている。

実証運行は11月1~15日の平日に西春近、同18~29日の平日と30日の土曜日に西箕輪、伊那西部、市街地北部の二つのエリアに分けて実施。対象者は両エリアに住む65歳以上(11月1日時点)や、運転免許返納者に交付される運転経歴証明書、障害者手帳を持つ人。事前の登録が必要で、登録用紙に必要事項を記入し、市企画政策課(電話0265・78・4111、ファクス0265・74・1250)へ申し込む。

乗車予約は午前8時30分から電話かインターネットで受け付け、当日分のみ可能。運賃は無料。運行時間は午前9時~午後3時。通院や買い物での利用を想定。対象者の居住地域内や市街地(伊那中央病院、スーパーなど)を運行エリアとする。タクシー4台を用意し、車いす利用者も玄関先まで送迎する。

市は今年度中に運賃を有料にした実証運行も行い、本格運行につなげる方針だ。

白鳥孝市長は「これまではバスに乗りたくても停留所まで遠く、タクシーは料金がかかるといった課題があった」とし、「ドア・ツー・ドアの乗合タクシーは効率的で利便性が高く、地域の課題解決に向けて大きく前進する」と期待している。

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