講演会や映画上映 諏訪で野生キノコ国際集会

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金井副会長がマツタケ栽培に奮闘した10年間について語った講演会

マツタケやトリュフなど栽培化が難しい野生のキノコに関する国際集会「第10回食用菌根性きのこに関する国際ワークショップ」(20~25日、諏訪市など)に合わせて20日、一般向けの催しが同市文化センターで開かれた。「茸と私たちの暮らし」をテーマに海外の研究者や地元の有識者による講演、世界のキノコを撮ったドキュメンタリー映画の上映などが行われ、世界の野生キノコに理解を深めた。

県林業総合センターなどでつくる実行委員会主催。ワークショップは初めて日本で開き、キノコの出荷量が日本一の長野県でも産地として有名な諏訪市が選ばれた。21日からは研究者向けに意見交換や視察などを行う。講演はニュージーランドから来日したキノコの研究者アレクシー・ゲレン・ラゲット博士がトリュフ栽培、諏訪まつたけ生産振興会の金井隆副会長がマツタケ栽培について話した。

金井副会長はマツタケ栽培に奮闘した10年間を紹介した。未経験にも関わらず、10年前から勤務先の仕事でマツタケ栽培を手掛けるようになった金井さん。マツタケは赤松の根に生えることも知らなかったが、同市内の山に毎日入山し伐採作業などを繰り返した。マツタケが好む環境を求め続けることで、5年後にマツタケの発生範囲が拡大した。

一方、気候によって収穫量が変動するなど人間の手による栽培の限界も痛感。鹿による食害被害も深刻で、現在は高さ1・8メートルのネットを約7キロにわたって設ける。「日本の食文化の一端を担うマツタケへの理解を広めていきたい」と話していた。

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