南アジオパークガイド 技術底上げへ教科書

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ガイド技術の底上げに向けて作った「伊那エリア ジオサイトカード」

南アルプス(中央構造線エリア)ジオパークの認定ジオガイド会は、ジオパークの構造や成り立ち、動植物、歴史文化などに関する伊那市関係の教科書「伊那エリア ジオサイトカード」を作った。会員で知識や認識を共有し、ガイド技術の底上げにつなげる狙い。これまでのツアーで好評だった説明や、ベテランガイドの多角的視点を織り交ぜてまとめた。市民の関心を醸成する一冊になるとして、市内の図書館などにも届ける。

県の「地域発元気づくり支援金」を活用して200部作った。A4判ファイルにカード(紙)をとじる形にし、情報の更新や追加がしやすいよう工夫した。

ガイド会は伊那、飯田、富士見、大鹿の4市町村でつくる協議会の研修と認定を受けた44人で構成。伊那は最多の33人が認定され、個人・団体から要請を受けてジオガイドをしているが、小松千里会長=伊那市美篶=によると、説明内容やガイド技術にばらつきがあるのが実情で「分かりやすいガイドに向けて、高いレベルで平準化させていく必要があった」という。

2014年秋に伊那市を主会場に開かれた日本ジオパーク全国大会で、ジオツアーを行った▽展望▽旧跡▽ジオライン―の3コースを収録。当時、案内役を務めたメンバーが中心となり、露頭や街道・古道、化石などについての解説文に、地図や地質図、写真を加えて編集した。17年度総会で大鹿村の学芸員が行った講演の内容や、「ガイドの心得」も入れている。

「多くの皆さんの協力で刊行できた。知識の共有とレベルアップに役立てたい」と小松会長。市内の小中学校や図書館、公民館にも配る予定でおり「ジオパークへの理解を深める一つのツールとして活用していただければ」と話している。

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