高齢者向け市営住宅着工 伊那市の若宮団地

LINEで送る
Pocket

市営若宮団地高齢者向け住宅の完成予想図

伊那市は、市営住宅若宮団地(若宮)の建て替え事業で、高齢者向け住宅の建設工事に着手した。高齢社会に対応した公営住宅として、自立している高齢者を対象に、元気で安心して暮らせるよう交流や見守りの機能を備えた集合住宅を整備する。来年7月末の完成を目指す。

市管理課によると、若宮団地は1968~78年に建設され、老朽化が進んでいることから建て替えを決めた。現在の管理戸数は220戸だが、入居戸数は150戸ほど。こうした実態も踏まえ、再整備を進める計画だ。

高齢者向け住宅は木造平屋建て。延べ床面積は約1100平方メートル。2人向け(2K、約40平方メートル)6戸と単身者向け(1DK、約33平方メートル)14戸の計20戸を整備する。それぞれ緊急通報装置を備え、入居者の見守りを行う。

共用部分には多目的に使えるスペースを設置。キッチンやまきストーブ、畳コーナーを設け、介護予防や交流、生きがいづくりの事業に活用できる。敷地内には共同の畑を設け、「子ども食堂」を開いて畑で作った野菜を提供するという構想もある。

居室の壁や共用スペース、廊下、柱には地域産材を積極的に使用するとともに、木質燃料を使うペレットボイラーを導入し、市が進める森林資源の活用も図る。

建設費は約4億4000万円。設計・監理を環境計画、建築工事を西武建工、機械設備工事を清野建設、電気設備工事を林電機商会が請け負った。10月13日に起工式を行う予定だったが、台風19号の接近に伴い中止した。

高齢者向け住宅に続き、一般の公営住宅2棟60戸を建設する。今年度に1棟目の実施設計を行い、来年度以降、建設に着手する予定。完成後、2棟目に着手する。既存住宅のリフォームも行う。

また、若者・子育て世代向け住宅の建設も検討。低所得者用の公営住宅ではなく、国道153号伊那バイパスの開通を見据えた移住定住者向けの住宅として整備する。具体的な計画は今後検討する。

おすすめ情報

PAGE TOP