県内全施設でワクチン接種開始 豚コレラ予防

LINEで送る
Pocket

豚コレラ感染予防のために安曇野市の養豚場で飼育する豚にワクチンを注射する作業員=26日(県農政部提供)

県は26日、豚コレラ感染予防のため、養豚場などで飼育されている豚やイノシシへのワクチン接種を始めた。今回の接種は8日間程度にわたって、諏訪地方の飼育施設を含む県内全ての養豚場など86施設で飼育する計約7万2000頭を対象に実施する計画。この日は、10養豚場の計約1万3000頭に注射器でワクチンを打った。

初日に接種したのは、飯田、塩尻、安曇野、千曲、松川(町)、立科、佐久穂、豊丘の8市町村にある養豚場。県や民間の獣医師を中心に、地元自治体やJA、養豚場の職員ら計85人が作業に当たった。この日の接種で9養豚場で作業を終え、飼育数が多い残り1養豚場は2日間かけて接種する。

今回の接種では、抗体ができにくい生後1カ月未満の子豚や出荷を控えた豚を除くが、県内で飼育されているほぼ全頭の接種を終える。県内5カ所の家畜保健衛生所が、各地域の接種計画を立てて進める。今回の接種分の手数料は県が全額負担する。

県家畜防疫対策室によると、1回の接種では抗体ができない豚が1割程度いるといい、接種後に抽出検査を実施して抗体の有無を調べる。また、長期間飼育する母豚や、新たに搬入されたり生まれたりする子豚の接種を継続的に実施していく予定という。

同対策室は「感染リスク低下につながり、養豚農家の要望が強かったワクチン接種に着手できたことは一つの節目だ。(接種を)円滑に進めたい」としている。

おすすめ情報

PAGE TOP