2019年10月29日付

LINEで送る
Pocket

暑さをあまり感じさせないコンディションに恵まれた27日の諏訪湖マラソン。ゴールに向かってひたむきに走るランナーの姿が印象に残った。台風の被害が出ている県内。走ることができる喜びを感じた人も少なくなかったのではないか▼目標は人それぞれだ。沿道の声援に後押しされ、一人ひとりが湖周を舞台に物語を紡いだ。スパイダーマンやドラえもん、ピカチュウなど格好がユニークな人も走る姿は真剣そのもの。ゴールすると充足感をにじませた▼第2回から連続出場し、30回の節目になるシニア世代の女性は記録が目的ではないという。「元気でここまでこられた。スタートラインに立てることがうれしい」。沿道で待つ知り合いに会うのが何よりの楽しみ。女性はしっかり前を見つめ、後方から着実な歩を進めていた▼スポーツの秋たけなわだ。車社会の進展で体を動かすことが減った現代人。スポーツ庁の2018年度の体力・運動能力調査によると、高齢者の向上傾向が継続している。諏訪湖マラソンでは81歳の女性が子や孫と一緒に走ったという。秋深まる湖畔に挑んだ三世代13人。ゴール後に晴れやかな表情を見せる女性が紙面に掲載されていた▼運動は習慣づけが必要。エレベーターではなく階段を使う、近距離の移動は車ではなく徒歩で。ハーフマラソンは難しくても体力維持に体を動かすことは大切。まずは無理のない一歩から。

おすすめ情報

PAGE TOP