諏訪日赤に最新の放射線装置 来月5日稼働

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入れ替えが終わった放射線治療装置

諏訪市の諏訪赤十字病院は、がん治療に用いる放射線治療装置の更新作業を終え、11月5日から稼働する。これまでの装置に比べてがん細胞に照射する精度が高まり、時間も短縮できるようになった。

米国の医療機器メーカー「バリアンメディカルシステムズ」製の機器を導入した。同病院によると、新たな装置は狙ったがん細胞に約1ミリ以下の精度で照射できるほか、患者の体の動きを映像で確認して位置を自動で調整する。がんの形状に沿って放射線を当てたり、1回に5カ所のがん細胞に同時に照射できるようにもなった。

これまで使用していた装置は2009年7月に設置して10年が経過し、老朽化したため入れ替えを決めた。費用は装置本体や周辺機器など計約7億5778万円。自治体や法人、個人などから受けた計約1億5778万円の補助金や寄付を財源の一部とした。このうち諏訪地域は諏訪市が1億円、他の5市町村が計2000万円を負担した。

工事は7月から始まり、4カ月ほどを要した。工事中は装置が使えないため、患者は信州大学病院や相澤病院(ともに松本市)などへ通った。

同装置は諏訪圏域内に1台のみ。がんの根絶を目指した治療に加え、がんに伴う痛みや出血などの病状の緩和にも使われている。昨年度は382人の治療に活用した。

諏訪赤十字病院の梶川昌二院長は「最新の装置に入れ替え、高いレベルの治療を提供できる。これからも地域のがん医療に貢献できるように力を尽くしたい」と話した。

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