防災面から連携模索 飯田で三遠南信サミット

LINEで送る
Pocket

飯田市鼎体育館の床に投影した三遠南信地域の地図に地震情報などを映し出し、情報共有した三遠南信サミット

上下伊那地方と静岡県遠州、愛知県東三河の県境を越えた連携を図る官民組織「三遠南信地域連携ビジョン推進会議(SENA)」(会長・鈴木康友浜松市長)は30日、第27回「三遠南信サミット2019in南信州」を飯田市鼎文化センターで開いた。関係者約500人が出席。「新たなビジョンの始動~将来に向けて今すべきこと」をテーマに、同サミット初となる「防災」を主軸にした三遠南信地域の在り方について考えた。

同会議は長野、静岡、愛知3県の39市町村、53商工会議所・商工会などで構成。飯田市と浜松市を結ぶ三遠南信自動車道の早期開通を目指す一方、3地域の広域的な連携を目的にしている。今回は今年度から2030年度までの12年間で実施する「第2次三遠南信地域連携ビジョン」を基に、より実効性のある地域連携への足掛かりとして、新ビジョンが掲げる五つの基本方針のうち防災面に焦点を当てた。

全参加者を対象にした情報共有では、名古屋大学減災連携研究センター長の福和伸夫教授が、主会場横にある鼎体育館の床に縦31メートル、横24メートルの巨大な三遠南信地域の地図を広げ、地震など自然災害のデータを投影するプロジェクションマッピングを行った。

福和教授は「今後、南信は活断層型の地震、三河と遠州は南海トラフ地震の発生が予想される。地域内の1次、2次緊急輸送路は土砂崩れで寸断される危険性があり、三遠南信自動車道は救世主の道になる。早急に海辺と山間の地域が互いに助け合う仕組みを確立するべき」と述べた。

おすすめ情報

PAGE TOP