伊那西小で「学校の森・子どもサミット」

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子どもと森との関わりについて意見を交わしたトークセッション

学校林など身近な森林を活用した教育活動や体験活動に取り組んでいる全国の関係者が集まる「学校の森・子どもサミット」は2日、伊那市の伊那西小学校で開いた。国土緑化推進機構や林野庁、県、市などでつくる実行委員会主催。市内外から約300人が参加し、事例発表や意見交換を通じて子どもと森との関わりについて考えた。

サミットは3部構成。初めに「子どもサミットのこれまで」として、県内外の小学校などで取り組んできた総合学習などの事例を発表。地元の伊那西小も学校林を活用した授業を紹介した。

引き続いて「森で起きたこと・森と触れる効能」と題してトークセッション。東京都八王子市立山田小学校の井戸しのぶさんは「授業では活躍できない子も森では違う姿が見られる。生きる力やたくましさは教室の中だけでは分からない」と話した。

スマートフォンなどが普及する中で、子どもたちの五感を磨くためにも森との関わりが重要だという見方も。静岡県牧之原市立細江小学校の小川恭平さんは「実際に触ってみると感じ方、言葉での表し方が一人ひとり違う。感覚を磨いたり、語彙(ごい)を増やしたりする意味でも森との関わりは大切」と指摘した。

コメンテーターを務めた東京農業大学地域環境科学部森林総合科学科教授の上原巌さんは「自然は無作為で気まぐれなもの。子どもたちはそんな自分を縛らない空間を必要としている」と強調。「自然体験は課題発見・解決学習になる。幼少期の自然体験が多い子どもほど学力が高まる」との見方も示した。

第3部は「森がぼくらの教室だ」と銘打ち、森に関する伊那市の取り組みを紹介。コンサートも行った。

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