経ケ岳山頂と権兵衛峠結ぶ 登山道が復活

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登山道の復活を目指して、作業に汗を流した会員たち

南箕輪村郊外の経ケ岳山頂(標高2296メートル)と権兵衛峠頂上(1522メートル)とを結ぶ登山道の復活を目指す同村の里山愛好者グループ「経ケ岳友の会」が4日、未開通区間での道普請に取り組み、登山道整備を完了させた。全長約6キロの道を切り開いての開通に「感激。住民パワーの結晶だ」と顔をほころばせた会員ら。「多くの人が利用し、村のシンボルの山に登ってもらえれば」と願いを込めた。

同会は2016年に発足。会員は村内外の男女34人で、経ケ岳周辺の里山整備や山野草の保護育成などに取り組んでいる。会によると、同ルートは、数十年前までは辰野町境の黒沢山から中央アルプス駒ケ岳を縦走する登山客らに利用されていたが、次第に使われなくなり荒れた状態に。

同ルートの眺望の素晴らしさに魅せられて、原守人会長(82)が登山道復活を思い立った。今年6月から行動を起こし、単独での活動も交え、数人~10人規模で山に入り続けた。土が踏み固められた跡などを探り、ルートを決定。うっそうと生い茂るやぶの中を進み、草刈り機を使って幅1メートル50センチほどの道を開いてきた。背丈ほどの高さのあるササの密集地、険しい岩場での作業は困難を極めた。この日は会員10人が参加し、権兵衛峠側の約900メートル区間での作業に汗を流した。

ルート上では、アヤメの群生地のほか、霧がかった中にコケが茂る幻想的な空間、ササユリ、岩場などが楽しめるという。会員らは「経ケ岳山頂につながるルートの中では、一番なだらかで登りやすい。眺望も良く、素晴らしいルート」と太鼓判を押す。

同会は来年度に開通記念登山を行う予定。村内三大イベントの一つ「経ケ岳バーティカルリミット」のコースとして活用してもらえればとの夢も膨らませている。

随時会員を募集している。問い合わせは事務局の原義勝さん(電話090・4676・8605)へ。

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