有賀林野が被災地支援 牛丼など振る舞い

LINEで送る
Pocket

避難所の炊き出しで牛丼を振る舞う有賀林野の役員ら=4日、長野市豊野西小学校

諏訪市有賀の山林管理のために地元住民でつくる会社「有賀林野」の役員ら12人が4日、台風19号の千曲川決壊で浸水被害を受けた地域の住民が身を寄せる長野市豊野西小学校の避難所で炊き出しをした。冷え込みが強まる中で、被災した人たちに体を温めてもらおうと、昼食用に牛丼などを振る舞って元気づけた。

「大規模な河川を抱える諏訪でもあり得た災害、人ごとではない」(宮下武雄社長)と初めて被災地支援を計画。前日に地元公民館の調理場で下ごしらえをし、現地で煮込んで牛丼やハヤシライスなど約500食を用意した。避難所に設けた炊き出しスペースには正午前になると、数十人が列をつくり、役員らは味がしみ込んだ牛肉をごはんの上にたっぷり乗せて「まだありますから、お代わりしてくださいね」と手渡した。

浸水した同市豊野の自宅から身を寄せる橋詰文昭さん(49)は、新しい職場での勤務が5日から始まるといい「温かい牛丼は久しぶり、新生活のパワーがつくね」。同市赤沼の会社員山口晃雄さん(47)と次男の凌さん(14)は、20日間以上となった避難所生活の苦労をにじませながら「炊き出しは良い気分転換になる。ありがたいです」と支援に感謝していた。

避難所の様子を見た小泉吉彦副社長(63)は「ストレスや疲れがたまっていそう」と被災者に心を寄せるとともに、「炊き出しを喜んでいただき、困っている人を支援する必要性を実感した。さらに貢献できることを考えたい」と話していた。

おすすめ情報

PAGE TOP