2019年11月12日付

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先日、県シニア大学伊那学部の講座で伊那市を訪れ、新聞づくりの現場からの話をした。慣れないデータ入力に四苦八苦して制作した発表用ソフトを使い、新聞の持つ魅力を訴えた▼日本の新聞を取り巻く現状を端的に表す発行部数の推移、販売所の従業員数の経年変化などは、軒並み右肩下がり。媒体別広告費は最近10年間で新聞広告が約4ポイント減少し、逆にインターネット広告は13ポイントも増加している。新聞業界の厳しい現実を知ってもらおうと考え、あえて説明した▼テレビのバラエティー番組で「平成時代にやめた物は何か」があり、第2位に「新聞」が入ったことを取り上げた。すると、ほとんどの聴講者が相づちを打って納得した。第1位は「たばこ」だが、健康に悪影響を及ぼす危険性がある嗜好品と、新聞をやめる人がほぼ同じ割合なのにはショックを受けた▼一方、新聞の大きな特長は「一覧性」「多い情報量」「保管が優れた保存性」など。声を大にして訴えた。昨今、若年層に用途が浸透していない「新聞紙」の利用方法も紹介した。包み紙、窓拭き、靴の乾燥剤、野菜の保存などである▼さらに、一番大切なのは読者の役に立つ情報を発信し続けること。平均年齢69歳の人生経験豊富な受講者の皆さんから、今後の参考になる質問や意見をもらった。これからも地域に暮らす人たちを応援し、文化の向上に寄与し続ける。決意を新たにした。

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