2019年11月13日付

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県内に大きな被害をもたらした台風19号から1カ月が経過した。避難所生活を続ける人への支援が広がり、諏訪地域などから炊き出しに出掛けた団体もある。県内は朝晩の寒さが厳しい日もあり、暖かい食べ物が被災者の気持ちを和ませることになればと願う▼諏訪地方は交通機関への影響が大きかった。中央東線の特急あずさが不通となり、首都圏を結ぶ中央道も一時通行止めとなって暮らしに響いた。諏訪地域の宿泊施設関係者に聞くと、台風による風評被害も出たという▼台風の直接的な被害が出たのではないかとの観光客の心配がキャンセルにつながった。一方で名古屋などを経由して来訪する人もいた。「遠回りでもわざわざ来てくれる人がいる。そういうことも記事にしてほしい」。キャンセルが続く中でも足を運んでくれる人への感謝が詰まった言葉だと受け止めた▼県が被災者に寄り添いたいとツイッターを活用した情報発信を続けているという。「今は不安だと思いますが、みんなで励ましあって諦めないで」。行政などの積極的な発信は被災者を元気づけるとともに風評被害軽減の一助にもなる▼正確な情報提供や収集は常に大事だが、災害時は重要度を増す。インターネットが普及する現代、行政だけでなく住民側の情報も発信力を伴うが真偽を確かめないと思わぬ風評が立つ可能性もある。災害時の情報への向き合い方が問われる。

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