学校に住民交流拠点 西春近北小が広場づくり

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かんなで座面を削り、木製ベンチを仕上げる児童

伊那市の西春近北小学校は、地域住民の交流拠点となる広場づくりを始めた。正門近くにあるスペースを活用し、ベンチや花壇、ピザ窯を設けて、憩いや災害時の食事作りの場として活用していく計画だ。児童をはじめ地域住民が遊びやさまざまな活動を通して、つながりを深めていくことを目指す。

学校を地域のよりどころとして、子どもからお年寄りまで地域住民が気軽に集い、交流できる地域コミュニティーの拠点を―と始めた取り組み。住民主体の取り組みを支援する市の協働のまちづくり交付金を活用し、来年3月までの計画で進めていく。

広場をつくるのは正門近くの「上庭」と呼ばれる一画で、現在はジャングルジムなどの遊具が置かれ、子どもたちの遊び場になっている。今年6月のPTA作業では、使われていない小屋を撤去し、花壇を新設。8月には地域住民や保護者らでつくる「ごんげんまなびや応援隊」の協力で、移動式のピザ窯を導入した。地域のイベントで使うほか、災害時に活用して温かな食事の確保につなげる。児童が手作りした木製ベンチや、県伊那養護学校の生徒が製作したテーブルやいすも設置する。

13日には4年生27人が協力し、サワラの丸太を使って木製ベンチを作った。長さ200センチ、幅30センチ、高さ40センチほどの大きさで、計6台を製作。児童はこれまでに、縦に割った丸太にのこぎりで脚を取り付けるための切り込みを入れ、ボルトで脚を取り付けるなどの作業を進めてきた。この日は最後の仕上げとして、座面をかんなで削り、防腐剤を塗って完成させた。

宮下歩望君(9)は「自慢のベンチが出来上がった。疲れた時やおしゃべりをする時に座り、たくさん使ってほしい」と笑顔。大日野昭美校長は「自然な形で住民と子どもが触れ合える場をつくりたい。学校の敷居が低くなり、地域との距離がさらに近くなれば」と期待している。

18日はごんげんまなびや応援隊などの協力で、花壇にチューリップの球根を植える予定。

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