諏実高SPH本格化 海外研修、大学院受講も

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諏訪実業高校(諏訪市)の全日制(商業科、会計情報科、服飾科)は今月から、社会の第一線で活躍できる専門的職業人を育成する文科省指定の「スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール」(SPH)の取り組みを本格化させる。研究開発課題は「『文化ビジネスエキスパート』グローアップ・カリキュラム」で、諏訪の伝統文化や産業を理解し、文化ビジネスとしてのビジネスチャンスを創出できる人材育成が目的。海外研修や大学院の授業受講など「文化ビジネス」の専門家育成を展開していく。

4月にSPHに指定され、事業計画の詳細が認められて先月正式に文科相と契約した。指定期間は3年。初年度助成金は800万円。京都府の同志社大学大学院、松本大学、地元企業、諏訪商工会議所などと連携していく。

学年ごと人材育成モデルを設定し、段階的に発展させる内容。1学年は「コーディネータ」として、ビジネスとファッションデザインの基礎知識と技術を備え、文化や産業の魅力を理解し、人・モノ・企業を結び付ける企画を提案する。2学年は「ディベロッパー」として、文化と産業から付加価値を探求して商品やサービスを企画開発。3学年は「プロデューサー」として、ビジネス価値の創造を企画し、戦略展開できる人材を育成する。

通常の授業や諏実ショッパーズ、ファッションショーなどの行事と対応させる。新たに、1年生の講演会には、地域文化と産業の魅力を新たな付加価値を持たせる「京都型ビジネス」の研究に取り組む同志社大学大学院ビジネス研究科の村山裕三教授を迎える。2年は9月に選抜40人を京都に派遣し、同大大学院で受講と企業訪問。3年は交流のある韓国の梅香女子高校に10人程度が訪問し、ショッパーズの商品仕入れなどを計画。今後は来年度入学生が2学年時の共通履修となる、教育課程「文化ビジネス」教科を設定して3科混合で企画と開発を予定している。梅香高との電子会議や商品の共同開発なども展望する。

薄井康央校長は「商業の流通、服飾のもの作りを互いに学び、それぞれの専門性をさらに高める。普段の授業のプラスアルファで、地域に学び、貢献できる手段として文化ビジネスを掲げた」と話していた。

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