梅雨終盤は熱中症注意 高まる危険

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諏訪地方で熱中症患者が出始めている。梅雨終盤は高温に「多湿」が加わり、「汗が蒸発せず体温が下がりにくくなり、危険が高まる」と県諏訪保健福祉事務所。蒸し暑さはしばらく続く見通しで、エアコンや除湿機の使用を呼び掛けるほか、涼しく快適に過ごせる施設・場所「クールシェアスポット」の利用や、屋外作業を早朝のうちに済ませる「朝活」を勧める。

諏訪広域消防本部のまとめによると、今夏は6日までに熱中症の疑いで5人を救急搬送している。2日には20代男性が工場内での仕事中に体調が悪くなり、5日には屋外を歩いていた70代男性が足が動かなくなり倒れた。7月に入って最高気温30度前後の日が連続し、日平均湿度も70~80%台と高めで推移する。

保健福祉事務所は「同じ気温でも湿度の違いで熱中症危険度は変わる」と指摘。高温多湿になると、水分補給や扇風機使用だけでは足りず「エアコンを使用したり、冷房が効いたクールシェアスポットを利用したりして日中の暑さをしのいでほしい」と言う。

エアコンに関しては、省エネ・節電志向の高まりで28度以上という設定温度が浸透するが「身の安全が第一。かたくなに守らず、過ごしやすい温度にしてほしい」。加齢に伴って温度に対する感覚が弱まるため、「高齢世帯は室内に温度計を設置し、こまめにチェックしてください」と呼び掛ける。

昨年の諏訪広域消防管内の搬送人員は7月が21人、8月が28人だった。梅雨が明けるとカラッとするが、高温の度合いは一層増す。長野地方気象台の佐藤義之・気象情報官は「ラニーニャ現象が発生しつつあり、梅雨明け後は太平洋高気圧の勢力が強まりそうだ」と予測。「昨夏は盆過ぎから涼しくなったが、今年は9月にかけて暑さが続くとみている。例年に増して熱中症対策が必要になる」と話している。

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