「ゆめひろ」で介護予防 商店街巡るツアー

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諏訪市末広商店街で街歩きを楽しむ参加者ら

諏訪市末広の空き店舗を改装した交流拠点「ゆめひろ」を高齢者の介護予防に役立てようと、末広商店街などを巡るツアーが21日にあった。周辺の商店や地元タクシー会社、地域住民と連携し、創価大学の西川ハンナ准教授=同市出身=の研究室が初めて試行。高齢者の居場所づくりや車などの交通手段がない「買い物難民」の解消につなげる。西川准教授は「地元にある資源を生かして、ゆめひろを拠点に地域の活力を取り戻したい」と話す。

ボランティアも含めて約20人が参加。ツアーは男女別で、女性は希望した高齢の主婦3人が自宅近くから諏訪交通(同市)のタクシーで乗り合わせ、高島城に集合。徒歩で末広商店街まで向かい、昔ながらの手芸店や新しい雑貨屋などを回り「編んでみたい」「いいね」と声を弾ませた。かつてにぎわいのあった街並みを思い出し「映画館があったね」など回想する場面も。ゆめひろに着くと、県シニア大諏訪学部生に教わって革のキーホルダーを作り、近隣の総菜屋とコラボした昼食を満喫。その後、ツルヤ上諏訪店で買い物した。女性との趣向の違いを考慮し、男性5人ほどはゆめひろでマージャンに没頭した。

参加した平林好江さん(81)=同市中洲=は「車で通り過ぎていた街並みを歩けて楽しかった」と笑顔。西川准教授は「回想は認知症予防にもつながる。3~4カ月に1度でもゆめひろに足を運んでもらえたら」と話した。

9月にオープンしたゆめひろは、夕方ごろに学習支援や子ども食堂を行い、児童生徒らが利用する。昼間は引きこもりがちな高齢者でにぎわいを生もうと、諏訪市地域医療・介護連携推進センター「ライフドアすわ」の調査などを参考にツアーを企画。今後は温泉も取り入れ、諏訪地方で地域活性化などを研究する西川研究室が主体となって進める。

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