医ケア児マネジメント 諏訪中央病院で学習会

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医ケア児の対応について考えたマネジメント学習会=諏訪中央病院

諏訪地方で増えているとされる医療的ケアが必要な子どものサポートについて考えようと、医療的ケア児・重症心身障がい児のマネジメント学習会が22日夜、茅野市の諏訪中央病院で初めて開かれた。県医療的ケア児等支援スーパーバイザーの亀井智泉さんが「医療的ケア児等の地域生活支援~人・制度・モノをつなげて」と題して講演し、看護師や医師、養護学校教諭、行政職員、ケースワーカーなど約80人が聞いた。

学習会は医療的ケア児(医ケア児)への対応が求められる半面、数少ない経験の中で試行錯誤する関係機関の現状を踏まえ、諏訪中央病院訪問看護ステーション「いろは」が主催。諏訪地域障がい福祉自立支援協議会が後援した。

亀井さんは、県が中心となって進める実態調査(精査中)を踏まえ、諏訪地方には医ケア児が「50人以上はいる」と指摘。「医ケア児が真っ先に困るのは退院のとき。諏訪地域の強みは病院と訪問看護がバランスよくそろっているところ」と語り、県立こども病院療育支援部との連携を呼び掛けた。生活の場から高度医療機関に速やかにつなぐ体制の整備も訴え、救急搬送時に医ケア児の情報を伝達するカードの活用を促した。

また、福祉や教育といった生活の場に看護師がいることで「医療的支援が濃くなる」とし、保育園や学校、放課後等デイサービスに看護師を派遣する際に受けられる各種補助制度を紹介。医療的な知識と情報を福祉や教育の現場に提供する重要性を強調した。

いろは管理者で主任看護師の舟橋岳示さんは「参加者同士が顔の見える環境をつくり『困った』を共有し、どこに餅屋(専門家)がいるかを確認してほしい。また関係者が頑張っていることを地域の皆さんに知っていただければ」と話していた。

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