外国人家族無理心中か 箕輪町のアパート

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変死体が見つかったアパート=25日午後3時48分、箕輪町八乙女

25日午前10時ごろ、箕輪町八乙女にあるアパートの1室で、外国人とみられる4人が倒れているのが見つかった。アパートの管理人により発見され、0歳と2歳の男児、成人女性の計3人が死亡し、成人男性がけがをしていた。伊那署は、この部屋に住む外国人家族が無理心中を図った可能性があるとみて調べている。

同署や県警捜査1課によると、アパートの管理人から「家の中で人が倒れている」と110番通報があった。4人のうち、0歳の赤ちゃんと成人男性の2人が伊那市内の病院に運ばれたが、間もなく赤ちゃんの死亡が確認された。男性は意識があり、命に別状はないという。

2歳の男児と成人女性は現場で心肺停止の状態で見つかった。死亡した3人に外傷はなく、今後、司法解剖などで死因を調べる。成人の男女はそれぞれ30、40代とみられる。

この部屋は2階建てアパートの1室。家賃の滞納が続き、 引き渡しを受けるために訪れた管理人らが発見した。

アパートは伊那西部広域農道の八乙女交差点から西に約300メートル離れた場所にあり、周辺は農地と住宅地が混在する。近隣住民によると、アパートの住人は地域との関わりが薄く、隣接する一戸建て住宅の住民は「(アパートとは)隣組でもないし、普段から顔を合わせない。まったく接点がない」。別の住宅の女性は「誰が住んでいるか分からない。家族で住んでいる人もいたと思うけど…」と話した。

閑静な住宅街の一角にあるアパートの前には報道関係者が集まり、通り掛かりの車は速度を落として様子をうかがいながら通過。周囲は異様な雰囲気に包まれていた。

近所の住民は「午前中に救急車が来たので誰か急病だったのかと思っていた」と事態に気付いていなかった様子。「まさかすぐ近くでそんなことが起きているなんて」と驚きの声を上げた。近くの会社に勤務する女性(25)も「のどかなで物騒なことが起きそうにない平和な場所。びっくりしている」と驚きの様子だった。

箕輪北小学校(同町)は八乙女区と大出区山口地域を中心にした児童を集団下校させた。現場付近が交通規制の対象となったことに伴い、アパート前の通学路のう回を促すために実施した。

困窮などに対する町の支援を受けていたかどうかについて、町では「現段階では個人情報の観点からお答えすることはできない」とした。

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