諏訪南リサイクルC造成 現場から廃材や巨石

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建設地から大量に出土した巨石

諏訪南行政事務組合が茅野市米沢埴原田で進める諏訪南リサイクルセンター造成工事の現場から、材木やコンクリート片などの建築廃材が見つかった。また大量の巨石が出土し、立ち木の処理費用を見落とす事務的なミスも発覚。3500万円以上の追加費用に加え、来年3月までの工期が「少なくとも3カ月」は延びる見通しとなっている。組合は来年1月27日に組合議会臨時会を開き、費用や工期の変更契約議案を提出する。

組合が26日、茅野市役所で開いた組合議会全員協議会で明らかにした。

それによると、造成工事は工事費3億2000万円で今年7月に着手。建築廃材は9月19日に敷地の東側で発見された。組合は石綿や重金属類など有害物質がないことを確認し、10月23~28日に堀り出して土と選別し、材木やコンクリート片などの廃棄物88立方メートルを333万8500円で処分した。いつ誰が投棄したのかは不明で、組合は今後、地権者の埴原田区と費用負担について協議を進める考え。

巨石の発生量は11月までに1603・3立方メートルに達している。最大2メートル以上の巨石も多く、埋め戻すと地盤や建物に影響するため、破砕処理が必要という。現時点で3000万円程度の追加費用が発生する見通しだが、今後の掘削工事で巨石が出土した場合は増える可能性がある。立ち木の処理費用は550万円余に上る見込みだ。

現地視察の後に開いた組合全協で、組合側は立ち木の処理費用を見落としていたことを陳謝。石の大量発生は、2カ所で行ったボーリング調査の結果からは予見できなかったと話した。一方、過去に近くの諏訪南清掃センター建設工事で多くの石が出ていたことを契約後に知ったという。

見通しの甘さを指摘する議員の発言に対し、組合側は「石の情報をもとに調査を行えば確認できたと思う。設計が甘かったと言わざるを得ない」と認めた。報告が遅いと不快感を示す議員もいた。

取材に対し、組合長の今井敦茅野市長は「事前にしっかり調査をすればある程度は防げた。事務体制をしっかりして今後見落としがないようにしていかないといけない」と沈痛な面持ちで話した。

諏訪南リサイクルセンターは、茅野市と富士見町、原村の粗大ごみ、不燃物、資源物を共同処理する施設で、敷地約9300平方メートルに処理能力1日当たり19トンの工場棟を建設する。建設費は35億5300万円。2021年3月の完成を目指している。

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