2016年07月10日付

LINEで送る
Pocket

与野党が入り乱れて舌戦を繰り広げた参院選は18日間の日程が終了した。長野選挙区は、これまでは2議席を与野党が分け合う「指定席」だった。定数が削減された今回は、生き残りをかけて双方ともに相手陣営の批判を繰り広げた▼全国的に注目された選挙区だけに、各政党の幹部が続々と応援に訪れた。大物の応援弁士が入った会場は、どこも大盛況。最終盤にかけて二度三度と長野入りする幹部も目立った。だが、会場の熱気がそのまま候補者の得票に結びつくかは未知数である▼街頭演説などで多く聞いたのは、安倍政権の経済政策「アベノミクス」の成否。与野党ともに、各種経済指標を用いて「過去最高になった」「経済成長率は以前よりも落ち込んでいる」と声高に叫んでいた。それぞれの主張の受け止め方は、有権者によってさまざまだろう▼一方で、長野県や日本の将来像についての具体的な発言は、あまり聞くことはなかった。「万全を期します」「力強く推進します」など威勢のいい言葉ばかり。政策推進にあたって財源をどこに求めるのかといった論点はほとんどなかった▼各政党の訴えに対する国民の判断は、まもなく明らかになる。最近の選挙後を見ると、選挙公約が軽んじられ、反故にされることも少なくない。有権者は、各政党の公約とその後の対応をしっかり見届けたい。それを胸に刻み、次期衆院選や参院選に生かしたい。

おすすめ情報

PAGE TOP