94歳小林さん栽培ブドウ ロゼと赤ワインに

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「育てたブドウがワインになった」と喜ぶ小林文代さん=茅野市金沢

茅野市金沢の小林文代さんは94歳、畑仕事が大好きだ。今年も栽培するナイヤガラとキャンベルのブドウが、ロゼワイン、赤ワインに醸造された。昨年初めて小林家の屋号「うまやど」として限定頒布したロゼワイン。話題となったことから2年目の挑戦だ。文代さんは「完熟ものはよくハチに食べられたが、ワイン用はそれ前に収穫できるのでありがたい。透き通ったロゼと、今年初めての濃い赤もいいね」と目を細めている。

小林家がブドウ作りを始めたのは、終戦直後の食糧難の時代。夫の故充利さんが、「子どもたちにお腹いっぱい食べさせてやりたい」と所有していた山を開墾、植樹した。以来教師だった充利さんに代わり、文代さんが剪定や幹の皮むきなどを主力で取り組んできた。肥料は有機肥料の「ぼかし」を年間通して作り、全ての畑に活用する。

「最近は畑までの山道の行き来に、息子や娘に応援してもらっている」というが、週3日は朝7時から夕方までマイペースで作業。今年は早熟のキャンベルの木も加わり、35本を管理している。

ワイン醸造は一昨年、ハチや収穫時の長雨対策になればと注目。昨年は一般酒類小売業と、自己商標卸売業の許可を取得し、伊那市の専門工房で醸造してもらった。今季は720ミリリットルロゼ430本、赤100本ができた。

文代さんは「おじいさん(夫)の思いで植えたブドウが今年もワインにつながった。うれしいね」といい、「体に弱いところは出てきたが、まあまあ。あわてないで、ぼつぼつを心掛けいる。生きている限り山に行ったり野菜作りを続けたい」と笑顔を見せた。

ワインの問い合わせは茅野市金沢のうまやど(電話080・2588・6584)へ。

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