災害弱者視点の避難所生活 駒ケ根で講演

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障害者など災害弱者の視点から避難所生活について考える講演会が9日、駒ケ根市の駒ケ根総合文化センターであった。日本赤十字社長野県支部の赤十字健康生活支援講習指導員奥原ます子さんが「震災に学ぶ避難所生活の問題と対策~知って役立つ避難所生活の豆知識」と題して講演。まずは自分や家族の身を守るため、障害や体の特性などに合わせた品の用意など普段からの備えの大切さを訴えた。

避難所生活で苦労する事例としてまず食物アレルギーを挙げ、「発災直後は管理栄養士も配置されず、対応食の提供は難しい」と指摘。「一定期間生き延びるための食料を個人で備蓄しておくべき」とし、用意がない場合には「はっきりと助けを求める声を上げてほしい」と話した。

トイレについても「きちんと確保されないと、我慢したりして健康被害と衛生環境の悪化をもたらす」と対策の重要性を強調。障害者や高齢者などは仮設トイレや和式トイレは使いにくいとし、災害用ポータブルトイレや紙おむつが便利と話した。また情報の伝達についても多様な障害のある人への対応は困難を極めるとし、「普段から具体的な方法を検討する機会を設けてほしい」と呼び掛けた。

講演会は駒ケ根市の障害のある子どもの保護者らが、身近な悩みを共有し、支え合うことで子どもの成長を後押ししたいと4月に発足させた「親と子学び・育ちの会まねきネコ」が開催。会員や一般市民ら約20人が聴講した。

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