2019年12月03日付

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ラーメンチェーン店を展開するテンホウ・フーズ(本社・諏訪市)は10月11日から岡谷、下諏訪両市町の店舗で、うなぎのたれを使用したまぜそばをメニューに加えた。地域を盛り上げる活動の一環として地元高校生が名物のうなぎに注目し、発案したご当地ラーメンだ▼商品化を提案したのは次代を担う高校生にまちづくりに関わってもらおうと岡谷市の呼び掛けで昨年度スタートした「高校生まちづくり会議」。市内の3高校に通う生徒で組織し、地元企業の協力を得ながら商品化に向け検討を重ねてきた▼高校生が関わったメニューとして当初は注目を集めた新商品だったが、登場から1カ月で売り上げは低迷。客からは「ボリュームがない」「さっぱりし過ぎ」と厳しい指摘もあり、志だけでは立ち行かない商売の難しさを学ぶ契機になったかと思う▼販売継続か否か。岐路に立たされた高校生たちの判断は、販促活動による販売のテコ入れだった。一過性の取り組みで終わることをよしとしない生徒らの熱意に、取材する側としても正直ほっとした思い。「やる気があるなら応援する」と奮起を促す店側の配慮も心憎かった▼一部の具材を変更し、当面販売を続けることになったまぜそば。今後、店内表示や宣伝方法も改善していく方針だ。学生生活では得難い経験を通じて、生徒たちが売り上げ以上の何かを手にすることを期待したい。

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