飯島駅前のスーパー あす5日から営業再開

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新調された冷蔵ケースへの野菜や果物など食品の陳列が進むエーコープ飯島店

一時は閉店が決まっていた飯島町のJR飯島駅前にあるスーパーが5日、町の支援により改修を終えて再オープンする。店名を「A・コープ飯島店」から「エーコープ飯島店」の表記に変更するが、今まで通り生鮮食品や日用品などを取りそろえ、町中心市街地の唯一のスーパーとして、高齢者が多い利用客のニーズに対応する。初日は営業開始の午前9時半にセレモニーを開き、セールを行う。

同店はJA上伊那の直営店だったが、2001年に地元事業者のエーコープ飯島が経営を引き継ぐ委託店となった。一方で、調理室の水回りや冷蔵ケースなどが老朽化。消費増税に伴うレジの更新なども重なり、同店側は6月にJA側に9月末で閉店すると申し出て了承されていた。

これに対して多くの住民からは店の存続を求める声が挙がり、町側も「必要な商業施設」との観点から営業の継続を要請していた。町は改修費用3900万円余を補助金としてJAに交付。レジの更新費約550万円はJAが負担する。

同店は仕出しや宴会にも力を入れており、再オープン後も従来通りの事業を継続。アルバイトを含む従業員10人の継続雇用もする。

利用客は1日約400人で大半が固定の高齢者。今回の閉店危機では、スーパーが2店舗しかない町内の買い物事情が改めて課題として浮上した。再開を機に高齢者の安否確認も兼ねた戸別宅配の充実なども考えている経営者の古川剛さんは「(この先を考えると)不安ばかりだが、お客さまの要望に応えていきたい」と話している。

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