米沢小6年生炭焼き学ぶ 学校脇の山で体験

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炭焼きに臨み昔の生活の知恵を学ぶ茅野市米沢小学校6年生。出来上がったさまざまな炭を皆で見せ合った

茅野市米沢小学校6年生約40人は3日、学校脇の山「丸山」で炭焼き体験をした。家族のバーベキューなどで炭の使い方は知っていても、作り方を知らない児童がほとんど。児童は丸山に落ちている小枝や木の実などを、もみ殻とともに空き缶に入れて蒸し焼きにし、里山の木を活用して炭作りを行い、生活に役立てていた昔の人たちの知恵を学んだ。

理科の「物の燃え方」を学ぶ授業で、ふたのある缶とない缶に割り箸を入れ燃え方を学んだのがきっかけ。黒くなった割り箸を見た児童から縄文時代も炭を使っていたのだろうかと疑問が出て「日本の炭作り文化を知りたい」と考えた。

「じゃあ、どのように使われ、何を炭にしたのだろう」。こうした疑問を解くためこの日、総合的な学習の時間で炭作りに取り組んだ。児童は集めた小枝や松ぼっくり、ドングリなどのほか、持ち寄った鉛筆、マカロニ、ミカンなどを、もみ殻とともに菓子缶など大小の缶に入れ、ふたをしてたき火に当て蒸した。

同校みどりの少年団の父兄会「みどりを愛する会」(小泉主税会長)の正副会長計3人が手順を教えた。

愛する会は今春、児童とともに丸山で植樹している。県林業士でもある小泉会長(57)=同市中大塩=は「植樹から手入れ、伐採、木材の活用まで山づくりのサイクルを知ってもらえれば」と話した。生活様式の変化で、炭を使った掘りこたつを知らない子どもたちも増えているという。

蒸し焼きにしたのは約5時間。ふたを開けた児童は中をのぞき込み「すごい」「すごい」と声を上げた。

炭状になった竹や白菜、パスタなどに驚く伊藤大和君(12)は「(昔は)炭を作っているときは、火の番をしていなければいけないから、大変だったのではないか」と感想を寄せた。落花生やマカロニもそのままの形で黒くなっているのを確認した五味遥花さん(11)は「びっくりした」と喜んだ。

今後は、「縄文人が火を使っていたと考えられる」という意見もあり、昨年度、当時の6年生が校舎横に作った竪穴式復元家屋で、この日作った炭を焼いてみる。その都度、火を起さなくてもいいとされる炭(おき)を、縄文人が火を絶やさないために使っていたかどうかも調べたいという。

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