諏訪でユニバーサルツーリズム推進フォーラム

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諏訪地方のユニバーサルツーリズムの推進に向けて意見を交わしたパネルディスカッション

障がい者や高齢者の外出を支援する「ユニバーサル・サポートすわ」(茅野市玉川、牛山玲子代表)は3日、障がいの有無にかかわらず誰もが安心して楽しめる旅行「ユニバーサルツーリズム」の推進フォーラムを諏訪市高島のRAKO華乃井ホテルで開いた。観光事業者ら約100人が参加し、「優しい観光地すわ」の実現に向けて見識を深めた。

基調講演とパネルディスカッションがメーンのプログラムで、講演の講師は温泉エッセイストで観光庁任命ビジットジャパン大使の山崎まゆみさん。続くディスカッションは山崎さんと、車いす利用者で元パラアイスホッケー(アイススレッジホッケー)日本代表の銀メダリスト馬島誠さん、県諏訪地域振興局商工観光課の井口渉課長、牛山代表がパネリストを務めた。

基調講演で山崎さんはユニバーサルツーリズムに取り組む際に意識してほしい点として、一般客にも好まれるデザイン性、施設の形状や受け入れの障がいとなるバリアの分かりやすい表示、補助器具、スタッフによる声掛けなどを挙げ、「行きたいのはハートフルな旅館。障がいは人それぞれで、ある人のバリアフリーは別の人のバリアであったりする。バリアは軽減するくらいでいい。あまり重く考えずに声掛けなどできることから取り組んで」と呼び掛けた。

ディスカッションで馬島さんは「車いす利用者が来るからと言って過剰に気を使う雰囲気を出すのは違うのかなと思う。健常者が困っているときに『お手伝いしましょうか』と声を掛けるのと同じようなスタンスで手を貸してもらえるとありがたい」と話した。

井口課長によると、諏訪地方はユニバーサルツーリズムの取り組みが早く、熱意を持った住民がいるメリットも大きいという。牛山代表が「優しいまち諏訪の実現に向け、私自身が優しい人材になりたいし、そうした人材が一人でも増えるよう、自らの経験を伝えられたら」と語ると、会場に拍手が響いた。

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