医療機器産業に販路拡大を 諏訪で研究会

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始まった技術の深化に向けた研究会。第1回は「ウルトラファインバブル」について学んだ

県の委託を受け、県内企業の医療機器産業への販路開拓を支援する「信州メディカルデバイスグローバル展開センター」(諏訪市)は4日、医療産業で求められる技術の深化に向けた研究会「ステップアップソリューション」を諏訪市湖岸通りのホテル紅やで開いた。今後定期的に連続開催していく講演会の1回目で、今回は超微細気泡「ウルトラファインバブル」を取り上げた。約80人が参加した。

ウルトラファインバブルはナノ(ナノは10億分の1メートル)単位の気泡。水中の泡は浮上し、水面で破裂するが、ナノレベルまで小さくした気泡は長期間(数週間から数カ月)かけてゆっくりと浮上する。この特性を生かし、環境、農業、食品、洗浄、産業、美容などの分野で活用されつつあり、医療、医薬品の分野への応用も研究が進んでいる。

講演の講師はファインバブル事業を手掛ける「塩」(東京都八王子市)の駒澤増彦社長らが務めた。同社の木下礼一副社長はウルトラファインバブルの特性や工作機械の洗浄、潤滑油の代替としての利用、水質浄化などの活用実績を伝えた。「SDGs(持続可能な開発目標)にもつながる技術」とし、「一緒に先行事例を確立していこう」と呼び掛けた。

同事業を主管するNPO諏訪圏ものづくり推進機構(諏訪市)の宮坂孝雄理事長は「今後も医療産業での販路開拓を目指す県内企業にとって有益なセミナーを重ねていく。付加価値の高い製品作りや技術者の育成につながるよう願う」と述べた。

次回は2月を予定しており、テーマは「滅菌・殺菌」。問い合わせは同機構内のセンター事務局(電話0266・54・2588)へ。

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