10作目で一区切り 水車の井月カレンダー

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完成した10作目の「井月カレンダー」

幕末から明治初期に伊那谷を漂泊した俳人、井上井月(1822~87年)を題材にした、来年版のカレンダーが完成した。駒ケ根市中央の割烹食堂「水車」が作成する、井月の俳句と水彩画を組み合わせた人気シリーズ。10作目となる今回で「一区切りにしたい」としている。

井月の愛好者でつくる井上井月顕彰会(伊那市)の理事を務める同店代表の宮澤宏治さん(57)が井月の真筆とされる書と句から季節に合わせて選んだ作品に、県西駒郷で美術講師を務める片桐美登さん(64)=駒ケ根市中割=が作品をイメージして描いた風景画を組み合わせてきた。

今回も表紙を含め7枚つづり。季節感のある俳句に、駒ケ根市内の民家や満開の花桃、早苗田などの風景画を添えた。最終枚には、井月が特に親しんだとされる中川村四徳で詠んだ「しめやかに神楽の笛や月冴る」の句に、廃村の中で唯一社殿が残る四徳神社の絵を合わせた。

宮澤さんは「井月をより多くの人に知ってほしいと始めたが、毎年心待ちにしてくれる人が多く、いかに井月が愛されているかを教えられた。井月を語り継ぐ一助となれたのならうれしい」と話している。

A2判、1000部作製した。水車と伊那市荒井の小林書店で、1部800円(税込み)で販売する。問い合わせは水車(電話0265・83・3635)へ。

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